「先輩の想いを受け継いで」
国士舘女子バスケットボール部に入ってから約2年が経ち、
ついに最後の大会が始まろうとしています。
私たちの目標はベスト16に行くことです。
しかし今までの大会は16という壁が高く、目標まであと一歩届かない日々が続きました。
新型コロナウイルスによる制限が徐々に緩和され、私たちはどの代よりも試合を積み重ねてきました。
新人戦、春季大会と棄権することもなく東京都ベスト32という場所を維持し続けることができました。
それも、今まで頑張ってきてくれた先輩のおかげであると思います。
私が入部したとき、自分よりもバスケットボールが好きで自分よりも上手な人ばかりでした。
入部当初は戦術もプレーの仕方も何も分からず、先輩方と練習することすらままならなくて、
体力をつけるための走りやきついトレーニングばかりで早くも心が折れそうになりました。
学年が上がり後輩が入ってきて抜かされた時はすごく悔しかったです。
その時は練習でも試合でもチームに貢献することができず、後輩が入ってきても尚、
先輩らしい行動ができなくて、先輩方に頼ってばかりでした。
最高学年となり副キャプテンという大事な役割を任せてもらったときは不安で仕方なく、
チームの足を引っ張るだけなのではないかと思っていました。
今でさえ副キャプテンとしてチームに貢献できているのか、キャプテンを支えることができているのかも分かりません。
最高学年であり、副キャプテンでもあるのにも関わらず、チームの動きを理解できていなかったり、
同じことで何度も注意されるなど、チームに迷惑をかけることも増え、部活に行くのが嫌になる時もありました。
それでも同学年に支えられ、接戦を勝ち抜いた際に続けていて良かったと思えました。
だからこそ、この9人で東京都ベスト16を達成したいです。
ここまで部活に集中してこられたのも、私たちを部活面でも生活面でも厳しく指導してくださった新井先生、
精神面で支えてくれたちよさん、OB・OGの方々、
そして何よりも1番近くで見守ってくれた保護者の方々がいてくれたからこそだと思います。
私たちに携わってくれた方々への感謝を忘れず、
先輩方の想いを背負って、副キャプテンとして責任を持ち、最後の大会に挑みたいと思います。
応援のほどよろしくお願致します。
南