【女子】「ラストチャンス」《小山》

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「ラストチャンス」

私達の代になり約1年が経ち、いよいよラストチャンスであるインターハイ予選が始まります。
私はこの大会が私達の集大成であり、本当のラストチャンスなので全てを懸けて挑む気持ちでいます。

入部してからの約2年を振り返ると数え切れない程の貴重な経験をこの部でさせていただきました。
1年生の頃からまだ右も左も分からない状況の中、スタッフや先輩、同級生に支えてもらいながら試合に出させて貰っていました。
先輩の引退がかかってる2年前のインターハイ予選の32がけでは30分以上の出場にして
5得点という苦い思い出を残したまま何とかチームはベスト32達成。
目標であるベスト16には惜しくもあと一歩届かず、1年生ながら悔しい思いを経験しました。

そして2年生になり、引退した2つ上の先輩たちのポジションを私達の代が埋めるようにチームが形成され、
チーム麻生が始動しました。迎えた初公式戦であるリーグ戦、私は1ピリの開始約5分で前十字靭帯を断裂する怪我をしました。
その試合が終わった瞬間に泣き崩れました。どうしてもバスケがしたかったです。
怒られても涙が出ない私にとってこの時の涙が2年間で唯一流した涙だと思います。
しかし、チームトレーナーである春田さんのスパルタリハビリのおかげで4ヶ月で復帰し、
新人戦での16がけに出場することが出来ました。
春田さんや4ヶ月チーム練習に参加出来ていなかった私にチャンスをくださった新井先生、
それでも信じて応援してくれたチームメイトには本当に感謝しかありません。
チーム麻生でのインターハイ予選では16がけで4点差で敗戦し、3大会ベスト16を叶えることは出来ませんでした。

そして迎えた私達の代。ミーティングで新井先生の口から「キャプテンは小山」という言葉がチームに言い渡されました。
多少の覚悟はしていましたが、いざ呼ばれると私の中で一気に緊張感が生まれる中、その日からチーム小山が始動しました。
迎えた初公式戦は、チーム麻生のインターハイ予選16がけで敗れた相手とのリーグ戦でした。
チームは必ず先輩たちの仇を打とうというー心でした。結果は4点差で勝利。あのゲームは一生の記憶に残るものとなりました。
この勝利でチームは波に乗ると思いきや、そう上手くも行かず、ゲームで勝てない、
練習でもチームがまとまらない、そんな日々が続きました。
キャプテンとしてチームを変えないといけないと頭でわかっていてもなかなか行動に移せず苦しい時期もありました。
頑張っているだけでは変わらないし変わっていないと意味がないことを思い知らされました。

それでもベスト16を達成したいと言う気持ちだけは変わることはありませんでした。
どんなにきつい練習も苦しい時もチーム全員で乗り越えてきました。このチームならベスト16達成出来ると信じてます。
そんな思いにさせるのは、何より何不自由なく大好きなバスケをして、
当たり前のように目標に向かってバスケが出来たのは多くの支えがあったからです。
キャプテンとして適当で沢山迷惑をかけた中チームを指導したり、支えてくださったスタッフの方々。
適当でやりたい放題だったキャプテンにここまで着いてきてくれた27人のチームメイト。
そして10年間バスケをさせてくれた家族には本当に感謝しかありません。

あとはやるだけ。最後までやりきるだけです。支えてくれた人達のためにも、
ベンチで応援してくれる仲間のためにも、必ず最後にベスト16を達成してチーム小山の幕を閉じたいと思います。
このチームで必ず勝ち切るので、最後まで応援をよろしくお願致します!

小山

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