国士舘高校バスケットボール部での活動の3年間は
あっという間に過ぎてしまいました。
練習、試合、合宿など部活動中心の生活であまり自分の時間を作ることも
できませんでした。練習はいつも厳しく、何度も部活を辞めたいと思ったことが
ありました。しかし、チームメイトや両親の支えなどもあり今まで続けることが
できました。そのおかげで新人戦では、自分たちで目標を決めた東京都ベスト64と
いう目標を達成することができ、格上だった相手にも1年間で対等に戦えることが
できました。
新人戦が終わり、3月に東日本大震災で部活動が休止になり、3月の下旬からは
第二体育館が工事のため使うことができなくなりました。
練習する場所と時間がなく、今まで練習ができる環境が普通だと思っていましたが、
このように練習ができなくなると1回の練習がどれだけ大切なものかと
改めて実感しました。色々なことがあって関東予選を迎えたのですが、
勝てた試合にもかかわらず2回戦で負けてしまい悔いの残る結果と
なってしまいました。
私は国士舘高校バスケットボール部に入部し、部活を通して色々なことを学びました。バスケットボールのことだけはでなく、この先社会で生きていくのに
必要となる多くのことを学んだと思います。それはルールを守るということです。
私は2年生のときに学校外で社会のルールを破ってしまい、試合に出る人間にも
関わらず部活の仲間や学校の先生、家族にまで迷惑をかけてしまいました。
自分ひとりの行動でたくさんの人に迷惑をかけて改めて自分がやってしまった
罪の重さを実感しました。
引退まで時間が無くなり、このチームでいられるのもあと少しです。
次のインターハイ予選が私たち3年生の高校生活最後の大会となります。
自分は今まで迷惑ばかりかけてしまいをましたが、1つでも多く勝てるように
自分がチームの役に立てるように精一杯頑張り、今までの分を取り返したいと
思います。
最後に、今まで3年間応援してくださった両親やOB・OGの方々、
わざわざ私たちのために時間をさいてまで練習を教えてくださった国士舘大学の
池田さん、短い間でしたが外部から来てくださり指導してくださった古原さん、
他にも多くの方々が応援・サポートをしてくださったおかげで
今の国士舘高校バスケットボール部があると思います。皆様のためにも悔いの
残らないよう全力で次の試合に臨みたいと思いますので、ご声援のほどを
よろしくお願いいたします。
湯原