2009年12月23日、国士舘大学バスケットボール部のコーチである池田陽人氏を本校に招きクリニックを行いました。
池田氏は、大学のコーチであると共に、柔道整復士であり、普段からケガをした選手のリハビリを診ていただいている。そのような関係で、今回は去年よりお願いしていたクリニックがついに実現しました。
テーマは「ディフェンスの脚作り」
池田氏自身が土浦日大時代に行っていたフットワークメニューを中心に、クリニックは3時間、内容の濃いものとなった。
クリニックは、ハドルを組み気持ちを一つにすることから始まった。
・ウォーミングアップ
ただ行うのではなく、身体の動きの仕組み、筋肉の使い方を意識することに注意がおかれた。
その際、一人ひとりバラバラに行っている選手たちを見ると、「バスケはチームスポーツだ。縦横の列を意識して!」と、集団競技の大切さを強調した。
・ストレッチ
同じストレッチを行うにもちょっとした関節の角度の違いで、伸びる筋肉に差異がでることを教えてもらった。
・フットワーク
股関節の使い方や様々なフットワークを行った。慣れない脚の使い方に選手は大苦戦。
また、言われたことをなんとなく行っている選手に対して、「人の話を正しく聞き実施すること、コーチが言っていることと違うことを試合中に行ったらどうなる?勝てないだろ?!まずは正しく聞く、そして行う。このことが大事」と、人の話をきちんと聞き理解し行う、選手として大事な心構えを指導いただいた。
・ディフェンスフットワーク
「飛び込み」と呼ばれるオフェンスの足元にはいるディフェンスフットワークと、3センから1・2センへの動きに必要なリバースピボットについて、みっちり行った。
選手は、脚力が足りないため、なかなか思うようにできなかったが、やろうとする意志が最後までみえた。今の国士舘に足りないものがそこにはあった。
・シェルディフェンス
4人のシェルディフェンスについて、先程のフットワークを用いりカバーダウンを入れたより実践的なものとなった。
ヴィジョン、ハンドワーク、フットワーク、ボイス、勝つために必要なことを細かく指導いただいた。
・5対5
・トレーニング
先日に行われた関東大学連盟ビックマンクリニックのメニューをご紹介いただいた。
自体重で行うため高校生でも十分。非常にきついメニューであったが、皆が声を出しながらやりきった。
・クールダウン
最後は、身体づくりに必要な栄養について、食生活のアドバイスをいただいてクリニックは終了した。
3時間のクリニックは、バスケットボールに必要な心構え、技術、身体づくりを細かく教えていただけ、チームはとても楽しむことができました。
ここで得たものを早く自分たちのものとすること、これからの練習で徹底していきたい。
最後になりましたが、お忙しいなか本校のためにクリニックを開いていただいた池田氏に厚く御礼を申し上げます。