「繋がり」
私は高校からバスケットボールを始めました。
初めは右も左も分からない私を、先輩方が様々な指導や
アドバイスをしてくださったおかげで今の私がいます。
その先輩方が昨年度の6月のインターハイ予選にて、
力を出し尽くし戦ったものの、惜しくも目標に辿り着くことが出来ませんでした。
私はその時の先輩方の悔しさが残った表情が強く印象に残りました。
そして新しいチームが発足し、私はキャプテンとして
チームに携わる事になり本当に失敗ばかりで、チームがバラバラな状態であったり、
チーム内で言い争ったりしましたが、それも勝つ為には必要な事で、
このチームで勝ちたいという強い思いを胸に困難を乗り越えてきました。
このチームは3年生が4人で下級生が圧倒的多く、
勝つためにチームをまとめるためには、少ないからこそ3年生一人一人が
1.2年とそれだけ多く接し、様々ないい所に気づき力を合わせ、
それぞれの志と考えを持ち、最後にはそれを一枚岩とし、
強い結束力がチーム全体へと繋がる事で目標とする
Best64に届くのではないかと思います。
また、先輩方が繋いで下さったものを今度は3年生が下級生に伝え、
最後には自他共に誇れる様な先輩に成りたいと思っています。
今でも色々な所で悩んだり、失敗したり、する事もありますが、
そんな時も相談に乗ってくれる2.3年生や一番身近な所でバスケットボールだけでなく
部活を通して人間として大切なものを教えてくださった先生方、
いつも応援して下さる保護者の方々、OBOGの方々、
改めてバスケットボールは1人では出来ない事や、
沢山の人の支えや協力があり出来ているのだと学びました。
この経験は貴重なものだと思い、感謝して前進していきたいと思います。
泣いても笑っても次の大会がこのチームで「Best64」の目標に挑める
最後のチャンスなので、全員が培ってきたものを出し切り、
今までやってきて良かったと思える瞬間を迎えたいと思います。
恩を返す為にも必ず目標を達成し、良い結果をもって感謝を伝えます。
そして、結果を残すためにはいつも応援してくださる方々の
温かいご声援やご協力がチームの力となります。
最後の大会でもどうか熱い応援をよろしくお願い致します。
男子部 キャプテン
斉藤史音