私がマネージャーをやろうと思い始めたのは、中学3年生の冬に交通事故にあい、
高校で部活動をどうするか悩んでいた時、新井先生から声を
かけていただいたのがきっかけでした。
初めて部活へ行った日、体調管理表とスコアを手渡され、
どんな仕事をしたら良いのか、どういう部活なのかを監督から説明を受け
「とにかくやっていけばわかる、覚えろ」の一言に私は初日からパニックでした。
翌日からは、ボトルの作り方やタイマーの使い方、物が置いてある場所など
全て1から先輩方に教えて頂き、とにかく覚えることに精一杯でした。
仕事が遅く、部員に迷惑をかけっぱなしなのに「ありがとう」と言ってくれ、
それがとても嬉しく感じ、私にとっては最高のプレゼントとなっていました。
毎日毎日、明らかにきつそうなメニューを選手達はコート内で互いに声を掛け合い、
必死に頑張っている姿を見て『マネージャーとして出来ることは何か』と
考えるようになり、チームに対しての思いがさらに強くなっていきました。
先輩方が引退し、気付けば私たちにも後輩が出来ました。
今度は自分たちが教える側となり、今までは言われたことを
こなしていくだけでしたが、今度は指示もする立場になりました。
先輩方から教えて頂いたこと、やってきた仕事内容を教えることから始めましたが、
すぐに内容を理解し、私たちの支えとなってくれました。
そして、入部してからあっという間に2年が経ちました。
今まで、私は本当に恵まれてきたと思います。
いつも支えてくれる選手達、人として育ててくれる福田先生、新井先生、
OBOGの方々、頼りになる後輩マネージャー。
そして、いつも傍に居てくれていた唯一の相方である大栄。
同じ目標を目指し、マネージャーとして生き甲斐を持たせてくれた仲間。
この2年間は、私にとって一生の宝物です。
しかし、まだ終わってはいません。
残すインターハイ予選は、キャプテン森本の下、チーム一丸となって目標を目指し、
ひとつでも多く勝利したいと思います。
そしてみんなに「ありがとう」と伝え、笑って引退します!
金田