「結果で恩返し」 河田

投稿日: カテゴリー: お知らせ全体女子

「結果で恩返し」

 

結果で恩返し 河田

 

4年前、兄が国士舘男子バスケットボール部として

コートの中で戦っていた姿に憧れて入部する事を決意しました。

中学から始めたバスケットボール。

強豪校でもなく、コロナ世代ということもあり

練習も制限があった中で行っていたので

高校入学時は初心者と言っても過言ではないほどの実力だったと思います。

そんな私が唯一持っていた武器は身長でした。

周りから期待をしてもらいその期待に応えたい、

試合に出てチームに貢献するんだ!という気持ちをもって、

陸上部に入ってしまったのかと疑うほど走る練習があっても全力で取り組みました。

また、インターハイ予選を間近に控えた先輩方が

練習前は私たち1年生に優しく接してくださっていたのに

コートをみれば緊張感に満ちた雰囲気の中で見惚れてしまうようなプレーをしていて、

自分も早く追いつきたいという気持ちでいっぱいでした。

しかし、1つ上の代でのチームが始まると現実を突きつけられて、

そううまくいかずチームに迷惑ばかりかけてしまいました。

コートでは先輩が華麗に得点を積み、

私はベンチにいるだけでなにもできませんでした。

2年生になっても状況は変わらず

むしろコートにはほとんどの後輩達が立つようになりました。

自分達の代なのに試合に出られない事がとても悔しかったです。

変わらない自分、何もできない自分、人生で一度きり、

大事な高校生活の多く時間を過ごしてきたけれど

ここにいる意味はあるのかと辞めたい逃げたいという気持ちが大きくなりました。

しかし、そんな私がこの部活をここまで続けている理由があります。

それは、チーム丸山が始まってBest16という目標を達成する為の最初の大会である新人戦。

私達はそこで7大会連続Best32という歴史を途絶えさせてしまいました。

先輩方が積み上げてきてくださったものを壊してしまった事。

最上級生として、何も出来なかった事。

Best32は当たり前にいけると思っていた事。

先輩方を始めとする今まで支えて下さった方々にあわせる顔がありませんでした。

しかしこのままでは終われないと国士舘の名声と信用を取り返す為に

全力で毎日の練習をし続けています。

そして共にここまで走り続けてくれた8人の仲間の存在です。

何度も辞めたいと思っていたけど隣を見れば、

同じ気持ちを抱えながらも全力でプレーをし、私が辛いとき8人は見捨てる事なく

手を差し伸べてくれました。

家族よりも長い時間を共に支え合い、戦ってきた8人は

感謝してもしきれないほどの思いがあります。

辞めたかった部活だけれど、この8人とこのまま離れる事は絶対に嫌だと思いました。

しかし、辞めずにただ続ける事が私をここまで支えてくれた人への

恩返しだとは思っていません。結果で恩返しがしたいです。

何も分からなかった私に部活動の事や

人として大切な事を教えて下さったり、

Best16の舞台まで連れて行って下さった大好きな先輩方。

毎日温かいご飯や美味しいお弁当を作ってくれて、

ここまでわがままに聞いて続けさせてくれた家族。

チームに声をかけ、一緒に全力で私達とプレーをして下さった滝澤先生。

センタープレーを1から教えて下さり、

私達の気持ちに寄り添い続けてくださったちよさん。

常に私達の身体の事を考えたトレーニングメニューやケアをして下さった春田さん上松さん。

身を削って毎日私達の事を考えて全熱量をチームに注いでくださる新井先生。

この他にも多くの人の力があって私達は何不自由なくバスケをさせてきてもらいました。

この感謝の思いを伝える為にもチーム一丸となって絶対に Best16を達成します。

応援よろしくお願いします。

 

河田 きな

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