3年間を振り返って
私は女子バスケットボール部でマネージャーとして部活に所属してきました。
私がマネージャーをしていて常に心がけていたことは選手が毎日練習に集中出来るように環境をつくり、サポートしていくことです。具体的には練習をしていくうえで必要なことやものの確認・選手の体調管理などです。
このことを徹底して3年間過ごしてきました。
マネージャーをしてきて楽しかったのは公式戦で「スコア」を書くことです。
普段の練習でしてきたことを、「試合」という形で存分に発揮し、成長していくチームメイトを見ているのが、私はとても好きでした。
また、コートの中で輝き、戦っている仲間を見て、私も闘争心が沸きました。
一進一退のような互角な展開の試合を観戦しているときは、いつも握っていたペンが汗ばんだことがよくあります。また、選手たちがナイスプレーをしたときは思わず拍手してしまったりしたときもあります。
私がスコアを書いていて一番印象に残った試合は、新チームになってばかりの8支部大会で、佼成学園女子高等学校を会場に、現在東京都16位の成城学園と対戦した試合です。どちらも互角で1秒たりとも無駄に出来ないような、息が止まりそうなほどの緊張感に包まれた試合でした。最後までどちらが勝つのかわからないほど競り、見ていた私はずっとドキドキしていたことを覚えています。
惜しくも1点差で負けてしまった試合でしたが、試合の内容はとても良いもので、私にとって忘れられない試合になりました。
マネージャーをしていて私は、自分の行動でみんなの足を引っ張って、先生やチームメイトに迷惑をかけてしまったときが多々あり、私はマネージャーとしては不向きだったと思います。
しかし、先生、OBOG、沢山の方々が支え・指導してくださったおかげで今の私があると思っています。
自分自身でもこの3年間、当たり前のことだけれど、挨拶などの礼儀・マナーなど生きていくうえで必要なことを、身を持って経験することが出来、自分では、まともな人間に成長したと思います。
女子バスケットボール部では、教科の勉強よりも大切な、人と人の関係、社会的なことを沢山学びました。
引退してからもチームの一員として責任ある行動をし、気を抜かずに、1.2年生のお手本となれるような3年生を目指し、今後の学校生活に取り組んでいきたいと思います。今までありがとうございました。
これからも応援の程をよろしくお願いします。
倉石 子