2010年11月3日(水)
会場 : 私立日本学園高等学校
対戦相手 : 都立芦花高等学校
● 72-84
「都ベスト64」というチーム目標を達成しこの試合は
ベスト32と本大会進出をかけ緊張感が漂うなか試合に臨んだ。
第1ピリオド
会場中にこだますベンチからの声援を背に
#4高橋(2年) #6湯原(2年) #7松井(2年) #8佐々木(2年) #11森本(1年)でスタート。
開始直後、速攻とゴール下の2本を連続で決められ、苦しい出だしとなる。
一方国士舘は、#8佐々木がリバウンドを取りゴール下、
#7松井がドライブからレイアップにいくが決めきらない。
ディフェンスでは、マンツーマンでヘルプを早くしインサイドを固め
ドライブを止めるもセカンドチャンスを与えてしまう。
開始2分を過ぎ、#11森本がパスカットからレイアップを沈め
国士舘の初得点となる。
ここから一進一退の攻め際合いが始まる。
中盤、#4高橋が#6湯原からのアシストパスを繋いでミドルシュートを3連続で決める。
さらにそこに#6湯原が3ポイントシュートと続く。
その後、お互いの好ディフェンスを前に得点が伸びない。
しかし終盤、国士舘はファウルでフリースローを与え、
タンオーバーも続けてしまった。
終わってみれば、1Q 13-17と芦花高校4点リードで1Q終了。
第2ピリオド
メンバーは、#4高橋 #6湯原 #10星川(1年) #11森本 #13星野(1年)にチェンジ。
2Qも開始直後に3ポイントを決められ、会場には芦花高校の声援が響く。
3分すぎ、相手が立て続けにファウルを犯し、チャンスを獲た国士舘だが
これが本大会をかけた戦いからか、思うように流れにのれない。
耐える時間帯が続く。
パスは回るも、オフェンスの攻め気がみられず点数を重ねることができない。
この時点で、#4高橋のミドルシュートとレイアップの4点のみ。
時間だけが過ぎ、苦しい展開が続く後半4分、国士舘が2つ目のタイムアウトを請求。
このとき17-30と点差は開いていた。
監督からの指示を受け、なんとか流れを引き戻したい国士舘。
タイムアウトあけ#4高橋、#8佐々木、#11森本がジャンプシュート。
#7松井が3ポイントを決めて勢いを取り戻した国士舘だが、
相手エースにフェイスガードをしていた#4高橋が、
この日4つ目のファールを犯しベンチへ退く。
結局、#11森本の最後のシュートが外れて、2Q 18-23の前半31-40と
芦花高校9点リードで前半終了。
第3ピリオド
前半でファウル数、キャプテン#4高橋が4つ。
1年生のPG#13星野が3つと厳しい状況だが
チーム全員気を引き締め後半がスタートした。
メンバーは#6湯原 #7松井 #8佐々木 #10星川 #11森本。
序盤から、相手は速いパス回しで攻めレイアップを連続で決める。
また、アウトサイドの3ポイントも沈め、勢いを落とさない。
対する国士舘も、#6湯原のジャンプシュートに3ポイントとアウトサイドでやり返す。
そこに1年生センター#10星川が必死にリバウンドにくらいつくが、
ゴール下を沈められない。
じりじりと点差が開く。
中盤、相手の運動量が落ちるとともにシュートリズムが崩れ始める。
ここで追い上げたいところだが、パスミスが目立ち攻め切れない。
残り2分、2センターが機能し始め、#11森本のジャンプシュート、
#8佐々木、#10星川のゴール下が決まり追い上げをみせるが、
3Q 23-24のトータル54-64と10点差を残し最終ピリオドへ。
第4ピリオド
誰もが勝利を諦めず気合いを入れなおし、ベンチからの大きな声援を背に
#4高橋 #6湯原 #7松井 #10星川 #11森本でスタート。
国士舘のオフェンス。
しかし、#7松井、#10星川、#11森本とゴールへ向かうがことごとく
イージーなシュートを外してしまい点差は離されていく。
開始4分、たまらず国士舘がタイムアウトを請求。
このとき58-73と点差は開き15点差。
タイムアウトあけディフェンスをゾーンプレスに変え、最後の力をふりしぼる。
リバウンドを全員で絡み、相手にセカンドチャンスを与えない。
#4高橋がレイアップ、ミドルシュートを連続で決め、
そこにインサイド陣も続き怒涛の追い上げをみせる。
誰もが最後まで勝利を信じ、プレーをしたが最後は追い上げきることができず
4Q 18-20、後半41-44とトータル72-84で試合終了となった。
この日はOB・OG会長の神田さんをはじめとした多くの先輩方が
応援にかけつけて下さいました。
また保護者の皆様も最後まであたたかいご声援をいただき
誠にありがとうございました。
この半年間、「都ベスト64」を目標に選手たちは夏に学んだ悔しさや
自分たちの足りないものを体育祭、文化祭期間の時間の少ないなかで
進化するために日々練習を重ねてきました。
昨年も芦花高校さんと本大会進出をかけて戦い、
全く歯がたたなかったあの日とは違い、
今回の新人戦ではあと一歩というところでの敗退となりました。
この試合で、チームとして半年間の成果を充分に発揮し
自分たちのバスケットボールができたと思います。
ですが原因をあげれば小さなミスの連続です。
その小さなミスの連続が大きいことは選手が身をもって学び、
この先の試合で勝ち進んでいくために越えなければいけない壁だと実感しました。
ここで満足せず、残り少ない公式戦でさらに成長し、
より良い結果を出せるように練習を重ねていきたいと思いますので、
引き続き応援の程よろしくお願いいたします。
男子バスケットボール部マネージャー 大栄 萌美