『笑顔』
私がバスケットボール部に入部してから
あっという間に2年が経ちました。
この2年間で本当に色々なことがありました。
1年生の頃の私は、
周りを考えて行動することはもちろん、
言われたことに対して返事を
することさえもままなりませんでした。
2年生になってからも、
役割を全うし切れなかったり、
自覚が足りず怒られたり
至らない点が多かったと思います。
しかし、その都度
キャプテンの厳しい指摘や
チームメイトからの声もあり
少しずつですが良くなっていきました。
同級生が退部していく中、
私も一緒に辞めて楽になりたいと
何度も思いました。
しかし、その弱い心に負けずに、
今日まで続けてくることができたのは
個性豊かな仲間がいたからだと思います。
たくさんの喧嘩や言い争いをし、
ひとりの問題を全員で話し合い解決したり
みんなとだからこそ
乗り越えられたと心から感じています。
そしてなにより皆といると
本当に楽しく頑張れるからです。
本当にあの時辞める選択をせず
良かったと思います。
きついランメニューも、
暑い中での練習も、試合に勝つために
必要なことだったと今は分かりました。
そんな2年間をこのメンバーで
過ごせて本当に良かったです。
波に乗れている時は全員の調子がいいけれど、
気持ちが切れ雰囲気が悪くなると
それに比例し調子も落ちてしまうのが
今のチームの課題です。
ここまで、そういう時間で
上位のチームとの点差を離されてしまい、
悔しい思いをしてきました。
ＩＨ予選まで時間は少ないですが、
誰か一人でも気持ちが切れてしまった時に
雰囲気が悪くならないように、
皆で声を出したり行動で
示せるようにしていけるようにしたいです。
昨年の目標もベスト32でしたが
達成することができませんでした。
しかし、先輩方の最後の試合は
本当にこれまでの努力が報われたかのような
場面が多く見られました。
私達も2年間の集大成となるような
プレーを全員でし、
ベスト32を絶対に達成します。
いつも私たちのことを考え
バスケのことに関してはもちろん、
人として必要なことを厳しく指導し
向き合ってくださった新井先生
男バスの合間を縫って練習にきてくださり、
悩みの相談や励ましの言葉を下さった阪川先生
怪我した時には1日でも
早く復帰できるようケアをしてくれたり、
時には変なギャグで場を
和ませてくださった上松さん、
練習の相手をしてくださったり、
プレーへの細かいアドバイスをくれたり、
私達のことを思って厳しい言葉を
かけてくださったちよさん、
お忙しい中、全力で練習の相手をしてくださった
OB・OGの皆さん、
観客席から「がんばれ」と、
試合終わりには「お疲れ様」と声をかけてくれ、
毎日お弁当を作ってくれた両親、
女子バスケットボール部に
関わってくださった全ての皆さんに
少しでも喜んでいただけるように
必ず目標を達成して結果として感謝を現わします。
そしてなにより私達の高校生活最後の試合を
チーム全員で笑顔で終えることが出来るように
1試合1試合全力で戦っていきたいと思います。
応援の程、よろしくお願いいたします。
藤田