最後の仕上げ
私達が入学して、2年半がたちました。
部活に入った当初は「これから2年間って長いのだろうな」と思っていましたが
もうあっという間に3年になり現役最後の大会、インターハイ予選が近くに迫っています。
代が変わった時に決めたチームでの目標「ベスト64」はまだ達成できておらず、
前回の大会で目の前のところで負けてしまいました。
一年生の頃、部員数は徐々に辞めていってしまい、気づけば9人になっていました。
「10人もそろっていないこの人数でどうやってバスケをしていくのだろう」と
ずっと考えていました。
ですが、日数を重ねていくにつれて、先輩達と仲が良くなり
わずか9人で大体の練習を行えるようになりました。
私達は2年生になり、先輩達は3年生、先輩達が引退してしまう日が近づき、
最後は楽しく笑って引退するところを見たいと思っていました。
ですが、最後の公式戦も自分が全く力になれず、あともう少しのところで
負けてしまいみんな泣いてしまいました。
この思いはまだ詳しく覚えておりこの悔しさをバネに次の代で
頑張ってやろうとずっと思っていました。
ですが、どうしても自信が持てず、いざとなるとパスを出してしまい
勝負所で何もしない自分がいました。
本当の意味で、それを今の今まで気づくことができず
ついに最後の公式戦になってしまいました。
最後は何があっても攻め気を忘れず、自分でチャンスだと思ったら、シュートを打ち、
パスだと思ったら冷静になってパスを出す、全てを出しきります。
ここまでくるにはたくさんの苦労があったのを支えて下さったのは、新井先生、阪川先生、
北川コーチ、深澤コーチや練習に来ていただいたOBの方々のお蔭です。
そして、自分達選手のケアや仕事をしてくれたのもマネージャーのおかげであり、
たくさんの人に支えられていることに対して感謝を忘れずに最後の試合勝って、
笑って引退できるように残りわずかのバスケを楽しみたいです。
副主将 竹内